ネコの手相で性格占い(ネコのです)することを「ねこてそ」といいます。
この「ねこてそ」の考案者で、手相見の暁先生によれば、ネコにも手相があるそうです。書籍「」の“カバーにゃん”をつとめたエミーくんにお願いして、実際に見せていただきましょう。
「うい。ちょっと手をあげろっていうのにゃ」というばかりに手を上げてくださるエミーくん。
ちょっとよく見えませんでした? おとなネコは肉球を人に向けたり、手をとられるのを苦手としていますものね。もし「ねこてそ」を観たいなーという方は、ご機嫌を損ねないようにご注意ください。では、もう一度拝見。
でも手相って、シワで観るんじゃないんですか? って思われたかもしれません。ネコの肉球の場合は、シワはほとんどないので、おもに一番大きな肉球(掌球)の形で判断します。
肉球で一番プニプニしている部分ですね。人間でいうと、手のひらに当たる部分。統計によるとこの形が大きく5タイプに分かれていて、ネコの性格が分かっちゃうんです(ねこてそでは便宜上、肉球の形からネコを5つのタイプに分類しています)。
人間とは異なり、外ネコさん、内ネコさんなどあるので、肉球の具合はずいぶん違うのですが、表面のザラザラ・ツルツル、また柄・色は「ねこてそ」では判定には関係がありません。
肉球の形ってみんな一緒だと思っていた人、多いのではないでしょうか。漠然とこんなイメージを思い浮かべている人とか。
このイラストだとおおきな肉球のところ(掌球)がおまんじゅうみたいな形。でもよく見るとネコによってずいぶん形が違うんです。しかも、おまんじゅうみたいな形よりも、もう少しデコボコがはっきりしているんですよ。
こちらの肉球は、掌の上の中央部が平らで、角のようになっている「頂点並行」のCタイプと分類しています。左右の小さな出っ張りとの境目が比較的はっきりしていて片側だけは、ハートのように上が欠けているちょっと変わった形をしています。こちらのCタイプは、まったり系のキャラが多い手相です。
また、まるっとした「ねこてそ」の方もいらっしゃいます。
こちらはBタイプと分類している「ねこてそ」です。そのまま、「頂点丸」タイプと呼んだりもしています。Bタイプはネコが自然に寄ってくるようなモテ猫が多いです。
暁先生の「ねこてそ」では、A〜Eの5タイプに、それぞれサブタイプも含めてだいたい13種類に分類できるといいます。おおまかな性格は、タイプが見分けられれば分かります。
ちょっとうちの子、よそと違うかな……という場合はサブタイプや、左右のゆがみなどが反映されていることがあるそうですよ。
ネコの肉球をはっしとつかみ、ふっさふさした毛をやさしくどけてあげながら、じっと見つめて比較してみますと、必ずどれかにおさまるはず(左右の掌で違う場合があるので、なるべく左の手を見てください。脚はNGです)。
「ねこてそ」には5タイプ13種類あることが分かったところで、次回Aタイプから手相診断(ねこてそ)を紹介していこうと思います。
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