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 ポスターに写った上半身裸の少年。そのおなかはぽっこりと膨らんで――米シカゴ市が10代の妊娠を防止するキャンペーンに「妊娠した少年」を描いた広告を採用し、海外で話題になっています。

「予期していない? 10代の妊娠のほとんどがそうです」というキャッチコピー

 キャンペーンは5月半ばに始まり、バスや列車などに広告を掲出しています。注目を集めることで、若者と大人が10代の妊娠の問題について話すきっかけを作ること、また10代の妊娠は女の子だけの責任ではないと主張することが目的。

 市の公衆衛生局によると、シカゴの10代の出産率は33%。以前と比べれば減ったものの、米国平均の1.5倍と高い数値となっています。

 HLNによると、公衆衛生局の広報担当者は広告への反応は圧倒的にポジティブだとしていますが、一方で「トランスジェンダーの人たちを傷つける」といった批判や、「注目を集めるだろうが、実際に10代の出産を減らす効果はないだろう」という厳しい意見もあるとのことです。

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