3Dプリンタで銃を作るプロジェクトDefense Distributedが、3Dプリンタによるプラスチックの銃の作成に成功しました。CADデータも公開しています。
これまで一部の部品を3Dプリンタで作った銃の試射には成功していましたが、今回作成した小型拳銃Liberatorは、2つのパーツを除いて3Dプリンタで作っています。例外となっているのは撃針と、法律上必要な、金属探知機に反応するようにするためのパーツ。
試射に立ち会ったForbesの記者によれば、.380弾の試射は成功したものの、不発だったケースもあり、また5.7×28ライフルカートリッジでは銃が暴発したとのこと。
3Dプリンタで印刷できるLiberatorのCADデータはDefense DistributedのWebサイトで公開されています。同団体は以前から3Dプリンターを使った銃のオープンソース開発を推進しており、銃規制派からは批判を受けています。
Defense Distributedは米国防総省の要請でLiberatorのCADデータを削除しました。武器の輸出規制に違反する恐れがあるというのが理由です。
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