野生の研究者が集う「ニコニコ学会β」ブースのステージでは、持ち時間5分で研究内容を発表する「研究してみたマッドネス」が開催されている。4月27日の「妄想の部」には、「ミス筑波大2011」に選ばれたことがあるという“男の娘”が登場。「男の娘の偽乳は本物のおっぱいなのか？」というよく分からない壮大なテーマを投げかけ、観客の度肝を抜いた。

　身も心も男、趣味は女装――というあしやまひろこさんが語るのは「女装拡張論」。そこまで親しくない男子に突然偽乳を触られたとき「身の毛のよだつ強烈な感覚が身体に走った」という自身の経験から、普段と女装時の身体感覚の“差異”に気づいた。偽乳なのに本物の体の一部のような感覚……これは一体、何！

　巧みなプレゼンで観客の心をつかんでいくあしやまさん。3分過ぎに突然ステージで衣装の浴衣を脱ぎ捨て、スクール水着姿になった。えええええ！　怒涛の展開に目が点となる。さすがニコニコ超会議、さすがニコニコ学会、カオスすぎる。おそらく記者を含めそこにいた多くの人が静かに息をのんだ。なんか……スク水姿がまぶしすぎて……ドキドキする。

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ドキドキしてきた

　あしやまさん、さらに脱ぐ。スク水の下に隠されていたビキニが現れる。水玉でフリフリ。か、かわいい。おもわず胸元に目が行ってしまう。ジロジロ見ちゃいけない気もしてくる。おい、みんな冷静になろう。そこにあるのは偽乳だ。ハッこれがもしかして「男の娘の拡張身体」――。

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　ということで、男の娘の偽乳は本物のおっぱい同等に“けしからんもの”だということが、ニコニコ超会議2のステージで証明（？）されたのである。

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　研究してみたマッドネスではほかにも、1人ミクパの男性や、ビリヤード台を使ったプロジェクションマッピングのアイデアなどが発表され大いに盛り上がった。明日28日には「ハードウェアの部」が開催される。

4月28日追記

　あやしまさんはニコニコ学会の座長賞を受賞した。