うーん、これは、欲しいぞ……。
自転車をこぐ力で動作し、スマートフォンやモバイルバッテリーなどさまざまなモバイルデバイスを充電できる自転車取り付け型ガジェット「Siva Cycle Atom」を、米サンフランシスコのSiva Cycleが開発しています。今秋の終わりごろの製品出荷を目指し、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金支援を求めています。
Atomは重さ300グラムのコンパクトな装置で、自転車の後輪のリムに取り付けて使います。防水設計なので、雨天対応。内部には発電機があり、タイヤの回転運動を電力に変換します。容量1300mAhの着脱式モバイルバッテリーとセットになっていて、自転車でためたパワーを持ち運ぶことが可能です。さらに、Atomにケーブルを差し込んで、iPhoneやAndroid端末といったモバイルデバイスを自転車をこぎながら充電することもできます。
説明によると自転車の速度が時速3マイル(約4.8キロ)で0.75ワット、10マイル(約16キロ)で3ワット、15マイル(約24キロ)で4.5ワットを発電できるとのこと。安全性を考え、どんなに速度が出ても4.5ワット以上は発生しないようになっているそうです。モバイル端末に接続するためのUSBポートは、USBバスパワーと同じ5V/500mAを供給するよう設計。発電量が豊富だった場合は余った電力をモバイルバッテリーの充電に回したり開放したりします。
スマホのナビアプリやサイクルメーターアプリをサイクリングに活用しているユーザーもいると思いますが、使っているとどうしてもバッテリーの減りが早くなってしまいます。でも、Atomがスマホを常に充電してくれるのなら、こうしたアプリを気兼ねなく使えそうですね。紹介ビデオではライトの電力に活用している場面も映っていて、いろいろな使い方ができそうです。
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