素粒子物理学の巨大実験施設「ILC(国際リニアコライダー)」の仕組みを女子高生がミュージカル仕立てで説明する映像が4月19日公開されました。ILCの招致を目指す佐賀県と福岡県の依頼で、チームラボが製作。地元・早稲田佐賀高校の生徒たちが演じています。
今回の映像「脊振ILCハイスクール」は、ILCで衝突実験を行う電子と陽電子を擬人化したもの。電子と陽電子の加速と最終的な衝突を学園ドラマに置き換え、現役の女子高生たちによる演技で伝えています。脊振(せふり)はILC候補地の1つ。映像にも両県の美しい景色が映っています。
なんといっても注目は女子高生たちの演技。元気で、さわやかで、青春そのもの。まさに熱演です。かと思えば、途中で謎の白衣の男性による日本語ラップがスタートしたり、アニメが差し込まれたり。コロコロ変わる映像が楽しいです。ちなみに謎の男性は、iPhoneを使ったパフォーマンスで知られる森翔太さんでした。
映像の長さは4分ほどですが、撮影されたカット数はなんと200カット以上という力作。全編をGIFアニメ化した特設ページもTumblrで公開しています。また映像やBGMなどの素材はすべて著作権フリー。「2次創作を歓迎」とのことです。
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