現在、大ヒット上映中の映画「ドラゴンボールZ 神と神」。僕も週末、ようやく見てきたのですが、そこで買ったパンフレットに載っていた鳥山明氏のコメントが衝撃的でした。
表紙をめくると最初に鳥山氏のコメントが載っているのですが、ビックリしたのはその最後の部分。
ところで後半のバトルシーンは特に圧巻です!(略)「たぶんダメだろうな」と予想していたら本当にダメだった某国の実写映画と大違いです。さすが日本のアニメーションは優秀なんですね!
言っちゃったよ! もちろんタイトルこそ明言はしていませんが、“某国の実写映画”と言ったらやっぱり「DRAGONBALL EVOLUTION」しかないですよね。ちなみに「DRAGONBALL EVOLUTION」公開時のオフィシャルトレーラーには、鳥山氏はこんなコメントを寄せていました。
脚本やキャラクター造りは原作者としては「え?」って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ!
うーん、あらためて読み返してみると“もしかしたら”“かもしれませんよ!”のあたりに、当時の複雑な心境がなんとなくうかがえますね。
ところで肝心の今作ですが、劇場版シリーズでははじめて鳥山氏がストーリー作りから参加しているだけあって、シリアス2:ギャグ8くらいのバランスでかなり好みでした。そしてギャグシーンからシリアスなシーンまで、おいしいところを持って行きまくっていたヘタレ王子ベジータ万歳!
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