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 日本文化を海外に売り込んでいこうと政府が取り組むクールジャパン戦略――2013年度予算で500億円を計上するビッグプロジェクトですが、文化輸出の推進を政府がクールに主導できるのか、ネットでは疑問視する声が絶えません。そんななか、4月3日に政府が開いたクールジャパン推進会議で、民間議員として参加したAKB48プロデューサー・秋元康さんの発言が物議を醸しています。

photo 会議の公式な議事録はまだ公開されていませんが、傍聴された方がTwitterで内容を実況し、togetterにもまとまっています。こちらの実況でも、話題となっている秋元氏の発言が言及されています

 発端は時事通信の報道。ポスターやキャッチコピーづくりにクリエイターが無報酬で参加することを秋元さんが提案したという内容で、これに対し多くの戸惑いや批判の声がTwitterなどにあふれました。そもそも、“日本の文化やクリエイティブを大切にして大きくしていこう”というのがクールジャパンの趣旨であるにも関わらず、クールジャパンのエンジンたるクリエイターには金銭的な対価を払わないという提案に矛盾を感じているネットユーザーが多いようです。

 ネットではこれまでも、クリエイターの低収入や権利軽視の問題が何度も取りざたされ、最近では大阪市天王寺区役所が無報酬で広報デザイナーを募集したことが批判を受けました。ましてや今回は500億円という予算が付くようなプロジェクトであり、予算を持つ側が無報酬を推奨することに批判が出るのは致し方ないところでしょう。

 お金に困っていないような一流のクリエイターが使命感とともに有志でやれば良い、といったことなのかも知れません。わざと炎上するようなことをいって注目を集めるマーケティングでは、といった意見もあります。ただ、その結果としてクールジャパンのイメージが良くなっているかというと……ちょっと疑問に思わざるを得ない状況ですね。

 近年ではニコニコ動画やpixivなど、報酬を目的とせずにユーザーが作品を発表して大きなムーブメントとなるケースもあり、こうした現象を意識した発言では、という意見もありました。発言に対する補足などは今後あるのでしょうか。なお議事録は1週間後に内閣官房のページで公開される予定です。

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