以下の内容はhttps://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1302/12/news139.htmlより取得しました。


 ゴミを投げると、勝手にゴミ箱が走ってストップ、そしてキャッチ! ニコニコ動画で話題になった「勝手に入るゴミ箱」が、第16回文化庁メディア芸術祭の展示会にて展示されています。場所はメイン会場の六本木・国立新美術館、1階企画展示室。ゴミ箱の動く様子を実際に見られるデモンストレーションも、2月16日、17日、23日の各日午後2時〜午後5時に実施されます。

画像 展示されている動くゴミ箱コーナー。実際に動く様子が見られるデモンストレーションが行われる日もある

 「勝手に入るゴミ箱」はエンターテイメント部門・優秀賞を受賞。展示コーナーには、デスクスペースとともにPC、kinect、動くゴミ箱らが置かれています。ゴミ箱を走らせるタイヤ付の台車を間近で見ることができるほか、ネットで話題となったゴミ箱の説明動画も上映中です。

画像 ゴミ箱を走らせる、底側についたタイヤ付きの台車

 製作した倉田稔(くらたみのる)さんが、展示室で実際にゴミ箱の動く様子を見せてくれました。紙クズを上へ放ると、50センチほどある落下地点までゴミ箱が1秒以内に移動し、ゴミをキャッチ。無機質なゴミ箱がゴミを拾いに走る姿がかわいらしく、つい笑ってしまいます。

画像 勝手にゴミを取りに行く様子をデモンストレーションしてくれる倉田さん

 なぜこんなユニークなモノを作ったのか、倉田さんにお話をうかがいました。

「ロボットなど、もともとモノを作るのが趣味でした。あるときゴミ箱に放ったゴミが外れて、ふと『ゴミ箱そのものが動いたら面白いじゃないか』と思いついたんです」

 動くゴミ箱の発明で特に力を入れたのは、“タイヤ”と“ゴミの検知”の2点。3つのタイヤが同じ向きになるようベルトで連動させ、ゴミが放られた方向にすぐ向かえるようにしました。また、ゴミの落下地点をすぐ検知できるセンサーを試行錯誤。最終的にはゲームで使われるkinectに辿り着きました。

画像 ゴミを検知するkinect

「今回の受賞はありがたかった一方、びっくりもしました。メディア芸術祭の受賞作品は美術系だと思っていて、動くゴミ箱のような“モノ”は選ばれないと思っていたので。ゴミ箱はもっとゴミを入れる命中率を改善させたいです」

 ニコニコ動画やYouTubeでの反響にも驚いたという倉田さん。ゴミ箱以外の作品アイデアもあるらしく、できあがったらまた動画サイトに投稿したいとのことでした。ゴミ箱がどう進化するのか、次はどんなユニークなアイディアが飛び出すのか、今後も楽しみです!

 芸術祭の受賞作品展は、明日2月13日から2月24日まで東京・六本木の国立新美術館などで開催されます。

関連キーワード

芸術 | ニコニコ動画 | 受賞 | ロボット開発 | 発明 | ロボット


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




以上の内容はhttps://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1302/12/news139.htmlより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14