赤城乳業は9月4日、コーンポタージュ味のアイスキャンディーの中に、コーンポタージュ味のかき氷、つぶつぶコーンを入れた「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」を発売しました。無茶しやがって(2度目)。
――こんな書き出しで先日、「『ガリガリ君リッチコーンポタージュ』を温めたらコーンポタージュスープになるか確かめてみた」という実験を記事にしました。結果は、「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」を温めると、コーンポタージュにはなるが、甘ったるくて味的に微妙。アイスのままの方がよかったね、という判断をしました。
実は同時期にもうひとつの実験もひっそりと用意されていたのです。「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」を温めたらコーンポタージュスープになるか確かめたのなら、その逆はどうなんでしょう。コーンポタージュスープを冷やしたら「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」になるか確かめてみたい!
そんなわけで「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」を解凍している横で、お湯を沸かしてみました。
用意したのはクノールのカップスープ「つぶたっぷりコーンクリーム[ポタージュ]」。そして自宅で眠っていたシリコン製のアイスモールドです。形にこだわりたいところですが、適当なものがなかったのでこれで代用します。
さっそく沸かしたお湯を、カップに移した「つぶたっぷりコーンクリーム[ポタージュ]」に注ぎ、1分ほどかき混ぜます。あっという間にコーンポタージュスープの完成です。せっかくなので、先日解凍してレンジでチンした「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」だったものと比較してみましょう。
しばらく「つぶたっぷりコーンクリーム[ポタージュ]」を冷ました後、シリコン製のアイスモールドに注入します。あとは冷凍庫でアイスにするだけ。時間がかかるので、とりあえず「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」を温めた液体を飲むことにしました(その時の様子はこちら)。
翌日。仕事開始とともに冷凍庫からアイスモールドを取り出します。形が崩れないように慎重に取り出すとちゃんとできていました。「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」に比べても見た目それほど変わりありません。特に色はそっくり。期待で胸が高まります。
ではさっそく食べてみましょう。さて、ちゃんと「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」になっているでしょうか。もしなっているなら、「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」が10月に発売終了となっても問題ないんじゃないの? ドキドキします。ではいただきます!
ありがとうございました。
しょっぱい! やっぱりしょっぱすぎる! 冷たくすることでしょっぱさが倍増した! 完全にコーンスープをうっかり凍らせちゃったやつでしかありませんでした! アイスとして致命的といえる甘さがありません。これにトウモロコシが加わるとさらに残念な感じに。もちろん個人の感想なのでイケると思われる方もいるかと思いますが、我々としてはアイスとして成立していないように感じました。コーンスープが冷たくなってダマになった後味の悪さが舌にダイレクトアタックしてきます。なんでしょう、この残念感。食べることはできますが、もう一口には踏ん切りが必要です。お分かりいただけますでしょうか。スープは温かいうちに飲むに限ると改めて知りました。
そんなわけで2日に及んだよく分からない実験の結果、編集部としては「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」はそのままアイスで食べ、「つぶたっぷりコーンクリーム[ポタージュ]」も温かいうちに飲むに限る、と結論付けます。こう考えると、「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」がアイスとして成立しているのは、奇跡としか言いようがありません。赤城乳業、おそるべし。
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