スクウェア・エニックスは8月30日、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」のダイス機能について、「一部報道機関において」「やや踏み込んだ論及」があったとし、同社としての見解を正式に発表した。
発表によれば、ゲーム内のアイテムやゲーム内通貨は無償で提供されているものであり、また外部ウェブサイトでのアイテムなどの売買行為は利用規約において禁止していることから、「当社が賭博罪・賭博開帳罪に問われる可能性はないと認識しています」とのこと。また、利用規約を守らないユーザーや、マナーに反する行為を行っているユーザーについては、「専任スタッフを配置し都度対応しています」とコメントした。
「DQX」にはユーザーがダイスを振り、ランダムで1〜100までの数字を表示する「しぐさ」機能があり、これを利用した、ユーザーによる「ダイス賭博」が一部で問題視されていた。8月29日の日経新聞コラム「ゲーム読解」では「仮想通貨のやり取りをユーザー間で行っている限りでは、違法性はない」としつつも、その仮想通貨(ゴールド)がオークションサイトなどで現金取引されていることについて言及し、「賭博罪が成立する可能性は高い」「そうした環境を認めているスクエニに対しても原理的には適用可能」などと報じており、問題視する声があがっていた。
「今後も、お客様に安心して遊んでいただけるゲームを提供する取り組みを継続してまいります」(スクウェア・エニックス 広報室)
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