上野動物園で7月5日に生まれた、ジャイアントパンダ「シンシン」の赤ちゃんが、7月11日、肺炎により死亡したことが分かりました。
シンシンの赤ちゃんは7月7日、シンシンが子どもを抱く様子が見られなかったため、飼育員の手で保育器へ収容。その後はシンシンを子育てに慣れさせるため、保育器で赤ちゃんの体力を安定させつつ、親子でいる時間を少しずつ延ばしていく対応が取られていましたが、上野動物園のサイトによると11日午前8時30分、肺炎のため死亡したとのことです。
上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生するのは24年ぶり。パンダは乳児期の死亡率が非常に高いことでも知られていますが、期待も大きかっただけに残念な結果となってしまいました。
7月11日、上野動物園は記者会見を実施し、赤ちゃんパンダのために献花台を設けることを明らかに。園長の小宮輝之氏は会見の中で、「動物園なので色々な動物が亡くなるのでそのときそのときで悲しい思いをするのですが、特に今回は職員が徹夜で頑張っていて非常に残念だと思っています」と涙ながらに語りました。
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