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 「自宅警備隊 N.E.E.T.」――同人イベントなどに現れては話題をさらっていく謎のコスプレ集団をご存知だろうか。おさらいしておくと自宅警備員とはニートや引きこもりを指すネット用語自宅の警備に生涯を捧げる漢のこと。自宅警備隊はその集まりということになる。彼らは特殊部隊SWATのような全身黒ずくめの衣装に身を固めており、とにかくものものしい雰囲気だ。

 隊長の鰐軍曹(わにぐんそう)を筆頭に現在は126人の隊員がいる。女性が数人含まれているほか、台湾に2人、ドイツに1人とネットワークは海外にも広がっているというから驚きだ。もともとは鰐軍曹隊長の思いつきで始まった自宅警備隊コス。その歴史をひも解いていこうではないか。皆の者、敬礼! 以下、背筋を正して(?)読むべし。

布団たたきを手に鰐軍曹隊長参上

 鰐軍曹隊長に連絡を取ると、指定の取材場所に来るよう告げられた。そこは都内でも有数の高級住宅地のど真ん中。一体何をするんだ……と不思議に思いながら向かう。すると一軒家の庭でうごめく黒い影を発見した。「整列!」の掛け声が聞こえてくる。近所の人が「なんだこれは」という不安そうな目を向け通りすぎていく。

 記者が近寄ると、屈強そうな男たちが一列に並んで出迎えてくれた。ヘルメットに書かれた「N.E.E.T」の文字。間違いない、自宅警備隊の面々である。一軒家は、彼らがその日借りていたハウススタジオ。自宅警備隊の写真集を作って夏コミで売るべく、この日は9人の隊員が撮影に臨んでいた。家という場所は彼らにとっての戦場だ。スタジオと言えども謎の緊張感が漂う。

画像 ここはハウススタジオです

 ここで自宅警備隊の装備をチェックしよう。戦闘服、タクティカルベスト(弾薬ポーチなどがついたベスト)、ひじとひざのサポーター、ピストルベルト、レッグホルスター(拳銃を収めるケース)、ブーツと、おそろいのアイテムを着ている。バラクラバ(目出し帽)をかぶっているため表情をうかがい知ることはできない。一軒家の雰囲気とあまりに不釣合いなのがとてもおかしい。

 隊員が皆モデルガンを構えるなか、布団たたきを手に持ち、赤いベレー帽をかぶっている人物がいた。鰐軍曹隊長だ。本名や年齢など詳しいプロフィールを聞こうとしたが「一切公表できない」とのことだった。そもそも黒い衣装に統一しているのは、なるべく目立たないようにとの配慮から。人知れず社会の片隅で家の平和を守る(?)ため、彼らのガードは硬いのであった。

画像 すだれとのミスマッチ感、やばい
画像 作戦会議中ですが何か?
自衛隊のエリート部隊と遭遇
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