JPCERT/CCでDNS Changer マルウェアの感染を確認できるwebサイトが公開されている。
DNS Changerは、感染したPCのDNS設定を書き換えてしまうマルウェア。感染するとwebの検索結果を改ざんされたり、悪意あるソフトウェアをインストールされたりしてしまう。
現在、感染したPCをコントロールするためのDNSサーバはFBIによって差し押さえられ、以後は正常なDNSサーバーに置き換えられて運用中。このため感染していても実害はないが、JPCERT/CCによると、このDNSサーバが7月9日で運用終了予定とのこと。以降、DNS Changerに感染しているPCは、webサイトの閲覧やメールの送信ができなくなる可能性があるとして、感染確認の注意が促されている。
確認方法は、DNS Changer マルウエア感染確認サイトにアクセスするだけ。もしも「感染の可能性がある」と表示された場合は、同サイトの案内に沿って対策を実施する必要がある。
DNS Changer マルウエアは2007年から活動が観測されており、現在でも世界で35万台の感染PCが確認されている。
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