5月12〜13日に東京ビッグサイトで開催された「DESIGN FESTA VOL.35」(通称デザフェス)のブースで、唐突に便器を発見。つい便意をもよおしたわけではなかったが、気になったので話を聞いてみた。
この便器は「宇宙トイレ」。最新の天文学をもっと身近に楽しんでもらいたい、という思いから発足した「天プラ」プロジェクトが開発した作品だ。「どうぞ、頭を突っ込んでみてください」とスタッフさん。「あなたの宇宙に関する疑問になんでも答えてくれます」
おそるおそる頭を突っ込んでみることに。
便器に頭を入れてみると、外界の音はこもって聞こえる。すると奥から「宇宙についてなにか聞きたいことはありますか?」という声が。地球から月までの距離を聞いたところ、「38万キロです。光の速度だと1.3秒で到達します」と即答された。質問が終了すると「ジャー」と水が流れる音。また、宇宙トイレで聞いた質問は公式のTwitterアカウントで「ただ今宇宙に流れた質問」として紹介される。中には「今年就職できるんでしょうか?」など、宇宙に関係ない質問も散見されたが、宇宙がどのように答えたのかが気になる。ちなみに、宇宙の声は女性だった。
ブースには、星の一生が分かるトイレットペーパー「Astronomical Toilet Paper」も展示されていた。すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡で撮影された天体写真を交えた解説がプリントされている。
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