アクセルマークが本日(5月11日)Mobageにて配信開始した、ソーシャルゲーム「オーガバトルクロニクル」が、スクウェア・エニックスの「オウガバトル」シリーズと類似しているのではと一部で話題になっている。アルファブロガーのやまもといちろう氏は、自身のブログにて「これはやってしまいましたなあ」などと書いた。
ゲーム内容についてはそこまで目立った類似性は見られないものの、タイトルロゴなどに含まれる「OGRE BATTLE(称呼:オーガバトル、オーガ、バトル)」はスクウェア・エニックスが商標登録済み(ただしカタカナの「オーガバトル」自体は商標登録されておらず、完全に一致しているわけではない)。2ちゃんねるには「オウガバトル新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!」といったスレッドも立っており、中には「期待してスレを開いた俺に謝れ!」「これは逝ったか……」といった書き込みも見られた。
カタカナの「オーガバトル」そのものは登録されていないとは言え、「オウガバトル」との類似は掲示板などで指摘されている通り。また「オウガバトル」シリーズとの混同から、場合によっては不正競争防止法に抵触する可能性もあるのではとの指摘もある。
弁護士の太田真也氏によると「商標は基本的に、完全に一致していなくとも読み方や響き、文字の配列などに類似性があれば侵害ということになります。『オーガ』と『オウガ』では読み方が重なるため、商標侵害となる可能性は高い。不正競争防止法についてはただちに違反ということにはならないと思いますが、スクウェア・エニックス側が類似商品と判断した場合、問われる可能性はあります」とのこと。
配信元であるアクセルマークに問い合わせたところ、「話題になっている点について確認はしていますが、現時点ではコメントは控えさせてください」とコメント。またスクウェア・エニックス側は「まだ事実確認が取れておりませんが、もし指摘されているようなことがあれば必要な対応は取っていく方針です」と答えている。
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