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 海苔のデザインを再構築する――。今までありそうでなかった海苔そのものにデザインを施した「Design NORI」(デザイン海苔)が繊細で美しく。食べるのがもったいなくなるほどの魅力を放っている。

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 茨城県大洗で海藻店を営む「海野海藻店」が、海苔の新しい可能性を再発見するべくI&S BBDOにデザインを依頼。レーザーカッティング技術を駆使し、「桜」「水玉」「麻の葉」「亀甲」といった日本の伝統的な模様を海苔に刻んだ。

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 こちらのデザイン海苔、先月タイのパタヤで開催された「アジア太平洋広告祭(ADFEST)」において、デザイン・ロータス部門の最高賞となる「BEST」を受賞。今年で15回目を迎える権威ある賞で、受賞後は国内外からの引き合いも多いという。

 キャラ弁などの流行で、海苔を加工し作品の一部に利用する方も多いと思うが、デザイン海苔はよりアーティスティックな加工が施されている。白米の上にこのデザイン海苔を置くだけで絵になる。

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 デザイン海苔を担当したのが海野海藻店の3代目にあたる海野洋行さん。海藻専門の卸売り問屋である海野海藻店では、初代が三陸出身ということもあり、三陸のわかめを中心とした国内産の海藻を取り扱ってきた。

 「近年徐々に落ち込んでいる海藻食の需要に対し、なにかひとつ明るい兆しを見出せないかという思い」から、海外でも認知度の高い海苔に着目し、海藻に新たな興味を持ってもらうための商品開発を目指した。そのため、レーザーカッターで刻んだ紋様は、未来への希望も込め、繁栄や長寿などを意味するものにした。

 現在は完全受注生産だが、一般販売を視野に入れた準備を進めている。どうしても欲しいという方は、4月6日から三菱一号館美術館にて開催されている「KATAGAMI Style 東京展」で、限定販売を実施している。ただし反響が大きくすぐに完売となり、生産が追いついていない状況だ。出展されているデザイン海苔は全5種類で各840円。

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 海苔はここ500年あまり、その形に変化がなかった。カルシウムで字や絵を描くプリント海苔などはあったが、レーザーカッターで切り抜く発想はなかった。きっと和食が浸透している海外でもデザイン海苔は需要があるはず。ぜひネットでも購入できるようにしてほしい。

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