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 現在都内に続々とオープンしているコワーキングスペース。独立して仕事しながらも、ほかの人とアイデアや情報を交換できる新たなタイプの共有ワークスペースだ。その中に、ひときわ変わったコワーキングスペースがある。なんと看板ネコが“常駐”しているのだという。なぜワークスペースにネコ? その謎を解くべく、ネーミングセンスもステキな「ネコワーキング」(東京都千代田区)を訪れた。

 ネコワーキングは水道橋駅から徒歩5分ほどの場所にある。渋いイメージのある水道橋らしく、歴史を感じるビルの2階だ。エレベータで上がるとドアに「Welcome」の紙が。何度ノックしても誰も出てこないのでドアを開けてみて納得。内側にもう1枚ドアがあり、そこを開けるとようやく玄関になっているのだ。

画像 ネコが外へ出ないよう、ドアは二重。張り紙も

 ドアには張り紙がしてあり、ドアをきちんと閉めるよう書かれている。「ネコが外に行くと戻れず死にます!!」という注意書きも。なるほど確かに。そのドアを開けるとようやく入室できた。真っ白い壁、温かみのある木の板が敷き詰められた床が、柔らかい雰囲気を出している。「さてお目当てのニャンコは?」と見回すと、あいにくお昼寝中だった。

ネコカフェではなく、ネコがいるオフィス

画像 名前はキングとココ。Facebook上で投票してもらって決めた

 ネコワーキングは昨年11月にオープンした。「ネコと遊べる」ではなく、“仕事場にたまたまネコがいる”というスタンスがポイント。「人間嫌いではなく、2匹でいても喧嘩しないネコ」というゆるい基準で施設から引き取った。

 施設は全37席の大部屋1室と、最大で3人入れる会話禁止の集中スペース1室。集中スペースからは日本橋川が目の前に見え、4月には桜が見られそうだ。利用料は、全日利用プランが月額1万9800円、時間指定プランが月額1万2800円、スポットプランが月額1000円+120分ごとに1000円となる。現在はおよそ20人が入居している。

 電源とWi-Fiはもちろん、飲み物は天然水を用意した。コーヒーは1パック100円。電子レンジもあり、お弁当を温めることもできる。裁断機やシュレッダーなども揃えた。おもしろいのが「ブックトレード」で、読み終わった本を持ってくると、トレード専用棚にある本と交換できる制度だ。本を有効活用できるのが嬉しい。

画像 手塗りの壁に木の床。「ネコにとって快適な環境は人にとっても快適」という考え

 内装はインターン生や入居者、運営者の家族らが手作りで行った。例えば漆喰の壁はところどころ塗り方が違い、油絵ふうにデコボコしていたり、厚さに差がある。それぞれの個性が出ていておもしろい。

 テーブルの木には九州のものが使われている。1枚ずつ取り外し可能な床は岡山県西粟倉村のもので、50×50センチの板でできている。なんだか足元からぽかぽかとぬくもりが感じられていい。「ネコにとって快適な環境は人にとっても快適だ」という考え方のもと、素材にはこだわっている。

もふもふのネコたちに癒やされる入居者も多い
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