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 体温を電気に変えられる熱電素子「Power Felt」をウェイクフォレスト大学の研究者が、開発しました。もしかしたら将来、服を着るだけで発電して、携帯を充電――なんてことが実現するかもしれません。

 Power Feltは微細なカーボンナノチューブと柔軟性のあるプラスチック繊維を使った2インチ(5センチ)四方の布のような形状で、気温と体温のような温度差を利用して発電します。服に付けたり、自動車のシートに使ってバッテリーを充電したりといった用途が考えられます。

 これまでの熱電素子はコストが高いのが欠点でしたが、Power Feltはいつか1ドルで携帯電話のカバーに付けられるようになると開発者は考えています。まだ実用化できる段階には遠いですが、研究チームのコーリー・ヒューイットさんは、ジャケットの内側にPower Feltを付けて、外気との温度差を利用して発電し、iPodの充電に使えるようになると想像していると語っています。

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