2月2日は「チキンフィレダブル」が全国販売される日。日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は、バンズの代わりにチキンで具を挟んだサンド「チキンフィレダブル」を発売する。価格は450円。
ではいったいどんな味がするのだろうか? 1月20日から2月2日まで先行販売されていたKFC池袋サンシャイン通り店(東京都豊島区)で購入し食べてみた。
「チキンフィレダブル」は、カリっと揚げたチキンフィレ2枚の間にゴーダチーズとチェダーチーズ、ベーコン、特製マヨネーズをはさんだ、なんとも肉好きにはたまらないボリューミーな構成となっている。海外では「ダブルダウン」という商品名で発売され話題となった。ちなみにこのダブルダウンでは1200キロカロリー以上あったものを、日本での発売に合わせて588キロカロリーとダイエットに成功している。これは身体にも負担が少ない。
さて、日ごろ栄養や摂取カロリーに注目している方ならお気づきかと思うが、すべて動物性たんぱく質のみでお送りする魅惑の商品となっている。食物繊維が必要ならばコールスローやコーンサラダといったサイドメニューを頼むことをおすすめする。とにかくどこまで食べても肉っぽいのは確か。
包装されているブツが意外とこじんまりしているように見えるのだが、これはまやかしと思ってほしい。ひとたび中身が現れると、その肉々しいオーラに気押されることだろう。
朝食を抜いたうえでの昼食代わりだったのだが、食べているうちにグッっとお腹に重くのしかかっていくような感覚を味わう。もう若くないということか……。味はマヨネーズで変化をもたせているが、基本チキンの味が他を圧倒する。変化をもたせるならば、やはりサイドメニューがあったほうがいいかもしれない。しかし、冷めてくると威力を発揮するのも、いつもの味という安心感があるチキンのスパイシーさだった。冷めてもおいしくいただくことができるというのは、特にテイクアウトの際は大事なポイントだろう。量的には女性にはちょっともたれるんじゃないかというボリューム感だが、むしろこれくらいの方が肉好きにはちょうどいいのかもしれない。
食べ続けていくと徐々に口へ運ぶスピードが落ちていることに気づく。その時は「あぁ、ちょっともたれるかも」と思っていたものの、こうして執筆中にお腹が空いてくるとまた食べたくなってくるから不思議である。なお、ドリンク(M)がついた「チキンフィレダブルセット」は500円で販売される。
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