UGO architectureで提案されている、スペイン・バルセロナの建築物は「barcelona rock」の名前のとおり、外壁が山岳地帯をイメージした、まるで独立した巨岩が起立しているよう。
100メートルを超える建築物では、ロッククライミングができるようになっており、上級者はその外壁でビバークすることも可能という、今までにないコンセプトを打ち出しています。もちろん、ロッククライミング初心者のためにクライミングウォールを備えた普通の部屋も50室ほど用意。建物内には映画館やプール、温泉、ジムやパブなども併設するようです。
元々は若い旅行者を誘致するためのコンセプトデザインとのことですが、都市の新たなランドマークとしても十分機能するインパクトではないでしょうか。
建物は環境面にも配慮されており、緑をいたるところに配し、鳥の保護にも役立てようとしているそう。バルセロナの風を感じながら外壁を登り、サグラダ・ファミリア教会を遠くに臨みながら眠りにつく……。実現したら話題騒然となることでしょう。
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