デジタル写真の中に、3Dの物体を自然に合成できるプログラムを、米国の学生が開発した。
このプログラムは例えば、部屋の写真に彫像を合成したりといったことが可能だ。彫像にはリアルに影が付けられ、最初からそこにあったように見える。ユーザーが写真の中の物体の境界線や光源の位置を選択すると、プログラムが自動的に計算して、2Dの写真内の3D構造を把握し、光源の位置を考慮して、合成する物体に影や反射を付ける。動きのある3Dオブジェクトを合成することも可能で、デモ動画ではビリヤード台の写真に転がるボールが合成した映像も見られる。
米イリノイ大学の大学院生ケビン・カルシュ氏らが開発した。今週開催のSIGGRAPH Asia 2011で発表する。
Rendering Synthetic Objects into Legacy Photographs from Kevin Karsch on Vimeo.
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