揚げたてのポテトチップスなどを食べられるカルビーのアンテナショップ「カルビープラス」が12月7日、東京・原宿の竹下通りにオープンした。アンテナショップは北海道と京都に続き3店舗目だが、イートインコーナーは初。記者が訪れた昼間は女子高生など若い客を中心ににぎわっており、店内がぎゅうぎゅう詰めとなるほどの混雑で、外へ行列があふれていた。
お店は2階建てで、1階の奥にキッチンがあり、ガラス越しにのぞくことができる。イートインの目玉は、これまで工場見学でしか味わえなかった揚げたてのポテトチップス。チーズや塩バター、ロイズのチョコがけなどさまざまな味を用意している。どれもおいしそうすぎて困る。聞いただけでよだれが止まらない。
1番人気という塩バターを頼んでみた。ホカホカのポテトチップスが丸いカップに入って出てきたぞ。1枚ぱくり。バターの香りが口の中を駆け抜けた後、塩味が広がる。ほんのり甘さも感じられるぞ。ああっできたてってこんなにおいしいのか。隣の客は、ポテトチップスにソフトクリームとチョコソースがかかったタイプを食べている。そんな禁断の組み合わせが実現しちゃって良いんですか(興奮)!!
見た目がじゃがりこそっくりの「ポテリコ」なるメニューもある。じゃがりこと同じ素材を使ったホットスナックで、外はカリっと、中はしっとりとしている。フライドポテトとじゃがりこの中間という感じだ。できたてのポテリコの匂いに食欲を刺激され、記者はやめられない止まらない状態に。ここはスナック菓子好きのための天国であると悟った。
じゃがいもなのにモチモチしている「原宿いももち(きなこ味)」やコロッケ、ドリンクなどのメニューもある。食事用のテーブルは2階にあり、席数は15席ほどと少なめだ。竹下通りと言えばクレープが有名だが、甘いものより塩辛いものが好きという人はカルビープラスでテイクアウトして食べ歩きを楽しむと良いかもしれない。
物販ゾーンも忘れてはならない。未発売の新商品がいち早く並ぶほか、北海道土産として人気の「じゃがポックル オホーツクの焼き塩味」など地域限定のお菓子をゲットできる。同店でしか買えないオリジナル商品もあり、その1つ「さくさく栗黄金」はじゃがポックルのさつまいも版。さつまいもの甘さと塩味がマッチしており、これから人気がでそうな気がした。
じゃがりこが女子高生に人気があることなどから、カルビープラスの原宿店は女子高生をターゲットにオープンした。7日はオープン時間の午前9時30分からお客さんが詰めかけていたという。若い女性客に混ざってカップルやスーツ姿のビジネスマンもおり、「想像したより年齢層が幅広くて驚いた」と同社広報部の笹山さつきさんは話していた。今後は客の意見を店で集め、商品開発に取り入れていく考えだ。
場所は東京都渋谷区神宮前1丁目16-8。営業時間は午前9時30分〜午後8時30分。
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