複数の海外ニュースサイトが伝えるところによると、ロンドンのあるバーに設置された、一風変わったゲームが話題になっているそうです。そのゲームが置かれているのは、なんと男子トイレの中! あれ、それってどこかで聞いたことがあるような……。
調べてみたところ、YouTubeのITN News Channelに遊んでいる映像がありました。小便器の正面に12インチのLCDモニターが付いていて、オシッコ発射でゲームスタート。ゲーム自体は雪山を舞台としたレースゲームで、オシッコの勢いでスノーモービルが走る仕組み。アイデア自体は、セガの「トイレッツ」にそっくりですね。
開発したのは、ゲームデザイナーのGordon MacSween氏。仕組みとしては、便器の中に仕込まれたセンサーでオシッコの向きを感知。オシッコを左右に傾けると、スノーモービルもそれに合わせて左右に動くようです。一応、便器を正確に狙うことでトイレをキレイに使ってもらおう、という意図もあるそうですが、これじゃ夢中になりすぎて逆にびちゃびちゃになるのでは……。
ゲームの前後に映像を流すことで広告効果を――という点も「トイレッツ」と同様。一般的な男性の放尿時間は平均55秒ほどと言われていますが、その間私たちは何をしているかというと、ただ呆然と正面の壁とかを眺めているだけなんですよね。そう考えると、「だったらそこに広告を入れちゃおうぜ!」というアイデアはなかなか合理的。実際、このゲームを導入したことで、(設置した店舗の)メニューによっては売り上げが通常より40〜50%ほども上がったそうです。
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