2012年5月開業予定の東京スカイツリー(東京都墨田区)が11月17日、高さ634メートルの「世界一高いタワー」としてギネス世界記録に認定され、認定式が行われた。
認定式ではギネス・ワールド・レコーズのアリステア・リチャーズ社長から、「世界一高いタワー」の認定書がスカイツリーの鈴木道明社長へ手渡された。これまでは中国広州市の「広州塔」が高さ600メートルで世界一だったが、スカイツリーが今年3月18日に34メートル上回り、世界一となった。
鈴木社長は「今回の認定が下町地域を活性化させ、観光需要の拡大を図るために大きな力になると期待しています」と2012年5月22日の開業へ向けての抱負を語った。
認定式には東京スカイツリー公式キャラクターの「ソラカラちゃん」も登場し、お礼としてリチャーズ社長に東京スカイツリーのプラモデルと、ソラカラちゃんのぬいぐるみをプレゼント。ソラカラちゃんの歓迎を受けたリチャーズ社長は「(ギネス認定の仕事は)記録保持者に会うことが一番の楽しみ。今日も素敵な記録保持者に会えて大変嬉しく思います」と答えた。
なお、ビルを含む「世界一高い建物」としてはアラブ首長国連邦の「ブルジュ・ハリファ」が高さ828メートルでギネス認定されている。
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