萌えると評判のiPhone 4Sのバーチャル秘書「Siri」。しかしバーチャルゆえ、できないこともたくさんあります。例えば、仕事の後に一杯、というときにビールをついでくれるとか……。
ところが、それを可能にする方法を生み出した人が現れたのです。マットさんというユーザーが作り出したシステム「Beeri」は、Twitterと改造ラジコンカーを利用してビールをつぐというもの。
Beeriは電子基板を組み込んで改造したラジコントラック。先端にビールの缶をくくりつけています。まずユーザーはSiriに命じて@beeribotというTwitterアカウントに「ビールをついで」とツイートします。BeeriはAPI経由で@beeribotのツイートを受信し、注ぐ(pour)という単語を認識するとテーブルの上をまっすぐ走り出します。
Beeriの行く先には突起のついた板が置いてあり、Beeriが板にぶつかると突起が缶に刺さってビールがこぼれてきます。テーブルにはあらかじめ穴が開けてあり、穴の下にはコップ。こぼれたビールはその穴からコップに注がれるというわけです。
Beeri from redpepper on Vimeo.
ずいぶんな遠回りだしビールは一部こぼれっぱなしだし、そうまでしてSiriにビールをついでもらう意味があるのか、という気もしますが、いいんです、それがロマン(?)だから。
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