「すぐ飽きるだろうけど たぶん流行を先取ったよね」――武蔵野美術大学に通う学生がコンビニのプリントサービスを活用して、誰でも読める読み物を配布している。予約番号を入力するだけの手軽さが受け、Twitterでは全国各地から「読めました!」という報告が届いている。
この試みを始めたのはTwitterユーザーのエラーさん(@2nd_error403)。オンラインにアップロードしたデータをセブン-イレブンのマルチコピー機印刷できる「ネットプリント」サービスを利用して、学級通信のような読み物「エラ通信」を配布している。
アップロードしたデータを印刷するには予約番号を入力するだけでいいので、番号を公開すれば誰でも印刷できるのでないかとエラーさんは気付いたという。思いついたときには「ウッ未来」とつぶやいてしまったそうだ。エラ通信を印刷するために必要な番号は「79510527」で、印刷できるのは10月30日まで。プリント料は白黒印刷で20円。
エラ通信は「おそらく今さっきセブン-イレブンに行ってきたみなさん こんばんは」という書き出しで始まり、発行にいたる経緯とイベントの告知、4コマ漫画などが手書きで描かれている。昔クラスで作った学級新聞をほうふつとさせる紙面だ。予約番号が公開されたのは23日午後6時で、24日昼過ぎまでには500枚以上印刷されたという。北は北海道から南は熊本まで、全国各地に読者が誕生したようだ。青森や四国4県、沖縄などセブンイレブンが出店していない地域もあり、「エラ通信読みたいのに……」と残念がるツイートも見られる。
Togetterにはエラーさんがエラ通信を思い付いたときのツイートやTwitterユーザーの反応がまとめられている。何号まで続けるかは「まだ未定です、飽きたらやめちゃいます〜」とのこと。
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