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画像 ネットに投稿されていたラテ欄。まさかの縦読み

 北海道で配られる新聞に掲載されている、北海道放送(HBC)のテレビ番組表(ラテ欄)が面白いと、昨年からたびたびネットで話題になっている。北海道日本ハムファイターズの試合中継番組の説明に、縦読みが仕込まれていたり、架空の親子の会話が展開されていたり――と、とにかく芸が細かいのだ。

 例えば今年8月18日のラテ欄。「残り52試合を勝ち進め(改行)暑さに負けるなF戦士(改行)お互いの力を出し合い(改行)見せてくれプロの技を(改行)舞台の千葉へ声援を送る(改行)いつもの父娘は?」と書かれている。文章の1文字目をつなげると「残 暑 お 見 舞 い」と見事な縦読み完成だ。

 「フ ァ イ タ ー ズ 頑 張 れ」など、縦読みシリーズはほかにもある。札幌市の中心部にクマが出没して話題になった直後には「ク マ 出 没 注 意」と道民にラテ欄で注意を促した。縦読みに気づいたらうれしくなりそうだが、もはやプロ野球はまったく関係なし。遊び心がありすぎるぞ。

 架空の親子の会話が展開されているシリーズもある。「日本ハム×ソフトバンク 解説・岩本勉」という説明の後に、「▽父・娘はまだかな? ▽母・仕事ですって! ▽父・ワシは早退した ▽母・会社にバレてる ▽父・そう木曜はね…… ▽娘・間に合ったワ! ▽母・早いじゃないの ▽娘・早退したのよ! ▽母・アンタも?」と寸劇が描かれていたりする。

 そう、さきほどの縦読みで紹介した「いつもの父娘は?」というくだり。おそらくこの架空の親子を指している。HBCのラテ欄を注意深く見守っている人だけに分かる(?)心憎い演出なのだ。で、誰なんだよ、この親子。唐突すぎてさっぱり分からないよ!


画像 親子の会話
画像 弟もいたのか
画像 色んなパターンがネットに投稿されている

 一連の一風変わったラテ欄を手掛けているのは、HBCの編成担当者。番組表の配信業務を行なっている東京ニュース通信社、日刊編集センターを通じて、ラテ欄の原稿を新聞社に配信している。掲載されるのは、北海道新聞など北海道で配られる各紙。ラテ欄に凝り始めたのは、昨年4月からという。

 始めたきっかけは、プロ野球の試合の見どころをラテ欄で説明するのが難しかったから。ラテ欄の原稿は放送の2日前までに作成する必要があるが、原稿作成時点では先発投手が発表されていないケースも多く、毎回どんな言葉でラテ欄を埋めるか悩んでいたのだという。

 そこで初めはダジャレを仕込んでみた。次第にパワーアップしていき、縦読み芸や親子の会話が完成したというわけ。親子は、父が日ハム梨田昌孝監督と同じ58歳、母が50代という設定まである。高校生の息子「りょう」やおじいちゃんもいる。編成担当者いわく、OLの娘は「ゆい」という名前のファイターズファンで、野球を優先したため彼氏と別れてしまった……らしい。設定まであったとは恐れ入る。

 実は日刊編集センターを通じて原稿を配信している新聞のラテ欄には、親子の会話は掲載されていない。なぜなら会話の内容がプロ野球中継に関係ないと、NGをくらってしまったから。だがそれにもめげずに、ラテ欄の可能性を追求し続けるHBCの編成担当者。「単なる趣味です。期待しないで下さい。そろそろ限界を超えてます」と笑って答えてくれた。

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