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 CNNのトーク番組司会者ピアース・モーガン氏が、英国の盗聴疑惑に絡んで降板したというニュースが7月28日、Twitterで広まったが、その出所はジョークアカウントだった。

 発端は、電話盗聴スキャンダルで廃刊した英大衆紙News of the Worldの元編集者の偽物を名乗るTwitterアカウント(@danwooden)の「独占ニュース:新たな盗聴疑惑が明らかになり、調査が続く中、ピアース・モーガン氏がCNNの番組を降板した」というツイート。ピアース氏もまた、News of the Worldの元編集者だ。

 英国の有名なニュースキャスターであるChannel 4 Newsのジョン・スノウ氏(@JonSnowC4)がこのツイートを自身のTwitterで取り上げたことで、瞬く間に偽ニュースが広がったようだ。Reutersの編集者など、マスコミ関係者もリツイートした。

 程なくして、ニュースの出所がジョークアカウントだと指摘する声が上がり、モーガン氏本人も「がっかりさせて申し訳ないが、@jonsnowC4は偽Twitterアカウントにだまされた」と否定した。スノウ氏も問題のツイートを削除し、「偽アカウントの情報だった。降板はない」と説明した。

 偽ニュースを発信した@danwoodenは騒動を受け、「立派なジャーナリストの方々は、もう電話を盗聴しなくてもいいと思うよ。Twitter @JonSnowC4からニュースが入ってくるからね」と皮肉を込めたジョークを飛ばしている。

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