もしかするとWii Uの本当のライバルは、iPadになるのかもしれません。
iPhoneアプリ開発者の@2guysfrompolandさんが、「iPadを据え置きゲーム機として活用できないか」という実験をしています。
「iTARI」と名付けられたこのプロジェクトでは、iPad+TV出力ケーブル+iPhone2台を使って、ATARIの「PONG」を再現。どんな構成で動いているかは、たぶん動画を見てもらった方が早いと思います。
iTari - iPad as a game console from Two Guys From Poland on Vimeo.
ポイントは「PONG」を再現しているところではなく、ゲーム機本体+コントローラ+テレビという、据え置きゲーム機の構成をそのまま再現しているところ。
iPadはケーブルでモニタと接続されており、ゲームの映像はテレビ側に出力。また2台のiPhoneは無線でiPadとつながっており、それぞれ1P側、2P側のコントローラとして使用することができます。据え置きゲーム機に置き換えれば、iPadが「ゲーム機本体」、iPhoneが「コントローラ」の役割を果たしているわけですね。
今やニンテンドーDSやPSPと並ぶ「携帯ゲーム機」として認知されつつあるiPhone/iPadですが、こうしてテレビで遊んでいる映像を見ると、実は据え置き機としてのポテンシャルも十分に備えていることがわかります。現状でも、すでに「Real Racing 2 HD」など一部のタイトルはテレビ出力を大きなウリにしており(下記動画参照)、もしも今後こうした使い方が普及していけば、iPhone/iPadがPS3やXbox 360、それにWii Uといった据え置きゲーム機のライバルになっていく可能性もある……というのはちょっと考えすぎでしょうか。
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