誰でも“気”を放てるというアプリ「PRANA(プラーナ)」を、「3D&バーチャルリアリティ展」のプレミアムエージェンシーブースで見てきた。AR(拡張現実)を使って“気”を画面上に描くというものだ。
画面の前に立ち、腰を落として“気”をためると、(画面上で)だんだんと“気”が大きくなっていく。腕を前に突き出すと、ためた“気”が一気に放出され、画面をまばゆい光が駆け抜けていく。「ドラゴンボール」に登場する必殺技「かめはめ波」のようだ。
「プラーナ」はモーションキャプチャとARを融合させた同社の「LiveAR」技術を使ったアプリだ。Microsoftの「Kinect」を使ってユーザーの動きをモーションキャプチャし、プレミアムエージェンシーの描画エンジン「千鳥(ちどり)」でリアルタイムに映像を合成する。
実際の動きと画面の“気”の動きにタイムラグはなく、画面だけ見ていると、録画済みの映像にCGを合成しているのではないかと思えるくらいだ。LiveARでは“気”以外のCGもリアルタイムに合成できるため、TVやデジタルサイネージに活用したり、例えばライブイベントでステージ上の人物が仮想キャラクターに変身し、それを観客用モニタに映すなどの使い方ができるという。
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