やっぱりね、ドラクエですから、そりゃオンラインになろうがこれくらいは売れます。Wii「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン（同梱版含む）」が約37万本を販売してトップとなった7月30日〜8月5日の期間集計した週間ゲームソフト販売ランキングです。

　でも、あれれ？　ドラゴンクエストって初週の販売本数ってこんなものなんでしょうか？　疑問に思った人も多いかと思います。振り返ると前作「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」は週231万9000本を販売しています。この本数だけ見ると本作はドラクエのわりには苦戦しているように見えます。ただ、当時圧倒的なシェアを誇ったニンテンドーDSと、今回のWiiではプラットフォームが違いますので、単純に比較することはできません。

　昨今の新作の販売本数としては多い方なのですが、待望のドラゴンクエスト最新作としては少々寂しい本数なのかもしれません。ですが、あくまでもオンラインコンテンツだということを忘れてはいけません。遊べば遊ぶほど開発費は回収できる算段を立てているはずです。ですよね？　初週37万本でいいかはさておき、ハードルの高いコンシューマーのMMORPGと考えれば大健闘ではないでしょうか。あとはどれだけ伸ばしていけるか……。それはここで注目していきたいと思います。

　こちらのファーストインプレッションでも指摘がありましたが、けっこう1人でも遊べてしまうようです。担当した記者も1人でもガツガツと進めることで、「コンテンツの消費スピードが早いかもしれない」と心配していました。そのへん、どうコントロールしていくかはスクウェア・エニックスの腕の見せどころでしょうか。

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