えーと、タイトルはちょっと大げさです。僕が遊んでいたソーシャルゲームが先日終了したので、そのことを書き留めておこうかなと。
昨日のニュースで「エルシャダイ ソーシャルバトル」のサービス終了発表を取り上げましたが、実は同日、ひっそりとサービスの幕を閉じたソーシャルゲームがありました。
Mobageの「一億人の国民的カードゲーム愛(通称:億ゲー)」というソーシャルゲームがそれ。今年の4月27日にスタートし、わずか1カ月後の5月23日にサービス終了を発表。その後2カ月間のロスタイムを経て、去る7月31日、ついに全サービスを終了しました。
サービス期間はわずか3カ月とちょっと。おそらくMobage史上もっとも短命なゲームと言えるのではないでしょうか。
ゲーム内容はよくあるカードバトルものですが、独特だったのが「登場するカードがすべて“実在する人物”」という点。当初の紹介文には「『どこかで会ったような』『ちょっと気になるような』『憧れのあの人のような』様々なタイプが登場」と書かれていましたが、要するに「知らない人」であり、出落ち感はスタート前からぷんぷんと漂いまくっていました。ある日ふと公式サークルの存在を思い出して登録してみたところ「317人」という登録人数を見てそっとブラウザを閉じた記憶もあります。
かくして当然と言えば当然の流れで、「億ゲー」運営はサービス撤退を決定。7月31日、久しぶりにサイトにアクセスしてみると、「長らくのご利用、誠にありがとうございました」とのお知らせが表示されるだけで、ゲームは遊べなくなっていました。
終了宣言後に行われた初のイベントでは「“全1回”全国バトルイベント」という自虐ネタで笑わせてくれたり、いかんせん参加者が少なく「ただ走るだけで1000位以内」という、他のソーシャルゲームではまず得られない体験ができたりと楽しい部分もあったのですが、ソーシャルゲームの場合、サービスが終わってしまうと本当に何も残らないのが残念なところ。たった3カ月の短い命ではありましたが、「億ゲー」という時代のあだ花がMobageの片隅に咲いていたことを、みなさんもどうか忘れないでいてあげてください……。
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