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高出力と携帯性を両立、Nomad 27 Solar Panel

 前回は携帯型のNomad 7 Solar Panelを使用してみたが、今回はより大型のNomad 27 Solar Panelを使ってみた。パネルが大きいので発電量はNomad 7 Solar Panelが最大出力7Wだったのに対して、最大出力27Wとより高出力に!

 さらに前回はニッケル水素乾電池への蓄電だったが、今回は専用の大容量バッテリーGOAL ZERO Sherpa 120 Power Packを使用する。こちら、一度充電すればiPodの充電が60回、スマートフォンの充電が24回、iPadの充電が4回、ノートパソコンの充電が2回可能というのがバッテリー容量の目安。Sherpa UI(AC INVERTER)も併用することでUSB電源としてだけでなく、家庭用AC100V(100Wまで)電源コンセントの機器にも給電できるのも便利だ。

 当初は、より大型で高出力のBoulder 30 Solar Panelを試そうかと思っていたのだが、これを「キャンプ用品に気軽に加えることができるのか?」とか「果たして災害時に持ち出すことができるのか?」と考えるとはなはだ疑問だったため、最終的には高出力と携帯性を両立させているNomad 27 Solar Panelを選択し、それに合わせた機器を用意してみた。

かなり本気な装備一式

 スマートフォンの充電用を想定して使用したGuide 10 Plus Adventure Kitは、市場想定価格で1万2800円(別売り単3形エネループ4本分は含まず)ほど。しかし、今回は、例えばスマートフォンであれば家族全員分を何回もフル充電できるような本格仕様ということで、コストもNomad 27 Solar PanelとSherpa 120 Power Pack、Sherpa UI (AC INVERTER)だけで8万2800円(市場想定価格の合計額)となっている。このあたりからも、かなり本気な装備だということを感じ取っていただけるのではないだろうか。

画像 GOAL ZERO Nomad 27 Solar Panel(オープン価格、市場想定価格3万4900円)。本体寸法は収納時W285xH177xD50ミリメートル、展開時W1110xH560xD23ミリメートル。本体重量約1.46キログラム。画像は、収納時の折り畳んだ状態

画像 GOAL ZERO Sherpa 120 Power Pack(オープン価格、市場想定価格3万9900円)。電池容量120ワットアワーのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載したポータブル電源。本体寸法W233xH60xD156ミリメートル、本体重量約1.68キログラム。ソーラーパネルだけでなく、付属のACアダプタでも充電が可能

画像 GOAL ZERO Sherpa UI (AC INVERTER)(オープン価格、市場想定価格8000円)。本体寸法W110xH54xD160ミリメートル、本体重量約360グラム。Sherpa 120 Power Packに接続して、100V(50/60Hz)のAC100Wを出力できる。自動車のDC12Vプラグに接続して、車内でAC電源を利用することも可能

画像 GOAL ZERO Light-a-Life(オープン価格、市場想定価格4980円)、LEDライトというよりランタンといったほうがキャンプ経験のある読者諸兄姉にはイメージしやすいかも。60個以上のLEDが使われており、直下だけでなく周囲を照らすことができる。画像が緑色がかっているのは、テントのシートカラーの影響だ

画像 GOAL ZERO Luna LED Light(オープン価格、市場想定価格1180円)。LEDが10個、スティック状の本体に配されたライトだ。ソケットはUSBでアームはフレキシブル。本やキーボードなど手元を照らすには十分な明るさだ

画像 GOAL ZERO Rock-Out Speakers - Green(オープン価格、市場想定価格3980円)。リチウムイオン電池とアンプを内蔵したステレオスピーカーだ。ネット部分に収まっているのは、筆者のMP3プレイヤー(別売り)。ネット部分は、iPhoneなどのスマートフォンサイズの機器が収まるサイズになっている

画像 フル充電されたSherpa 120 Power PackにSherpa UI (AC INVERTER)を接続して、非LEDバックライトの23インチパソコンモニターを使用してみた。使用できたのは2時間弱。インジケーターが「20%」を示したところで液晶モニターは点いたり消えたり点滅するようになり使用できなくなった

一軒家3階ベランダでの充電テスト

 テストは4月中旬のとある晴れの日、神奈川県にある筆者の実家で敢行した。実家は一軒家なのだが3階建てのため、3階ベランダにテントを設営した。周囲に高層建築物はなく、2階建ての屋根の高さに相当するベランダであれば、終日良好な日照を得ることができるだろうという目論み。

 GOAL ZEROのほかには、筆者が以前バイクツーリングでキャンプする際に使っていたテント類と、実家で買い置きされていたペットボトルの水やクラッカーやカップラーメン、備蓄していたタンクの水(10リットルが2つ)などを用意した。基本的に、このテストのために買い足したものはない。

天候推移と充電状況

 当日の天気予報は晴れ時々曇り。午前7時にGOAL ZERO Nomad 27 Solar Panelを設置してテント設営を開始した際には晴れていたものの、午前11時ぐらいには曇りがちな天気に。1日の天候の推移と充電状況などをまとめると以下になる。

画像 3階ベランダの手すりに、GOAL ZERO Nomad 27 Solar Panelを設置した。付属する3本のアルミポールを背面に取り付けることで、折れ畳まれないようにしている。固定には、実家にあったビニールひもを使用した。緑色の物体は設営中のテントのシートだ

画像 午前7時。Nomad 27 Solar Panel、テントをセッティングした。当日の天気予報は晴れのち曇り。インジケーター表示は充電中「20%」。画像だと分かりにくいかもしれないが、実際は点滅して充電中なのを知らせており分かりやすい

画像 午前8時。屋内で原稿を書きながら、ちょくちょく日照状況を確認する。おおむね晴れているがだんだんと雲が出てくる。インジケーター表示は充電中「20%」のまま

画像 午前10時。インジケーター表示が充電中「40%」になった。日が昇ってきて、ソーラーパネルに垂直に近い良い角度で当たるようになってきた

画像 午後1時。インジケーター表示が充電中「60%」になった。セッティングのための早起きにより、筆者が睡眠不足で意識が朦朧としてきたため仮眠をとることに。晴れ時々曇りといった天候だったが、テント内は日が出たときに日射しで暖められており暑いぐらいだった

画像 午後4時。仮眠から目覚める。インジケーター表示が充電中「80%」になった。快晴とはいえず、晴れ時々曇りといった天候。ときおり晴れ間が見え、曇った状況でもインジケーターは充電中の表示を維持している

画像 午後6時。午後5時以降、太陽がほとんど見えない状況でも空が明るいうちはインジケーターは充電中の表示だったが、とうとうインジケーター表示が消えて充電できなくなる。充電中の表示が消えたのは午後6時前ぐらいだったので、総充電時間およそ11時間という結果になった

ここをキャンプ地とします
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