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デジタルビジネスは拡大しつつも――

 任天堂がパッケージソフトのダウンロード販売に参入する。まずは8月発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「Newスーパーマリオブラザーズ2」で導入し、以降も任天堂から発売するタイトルについては原則、パッケージとダウンロードの2形態で併売していくという。任天堂が本日公開した決算説明会資料の中で明らかになった。

 ダウンロード購入したソフトはSDカードに保存する形。起動できるのは「ダウンロードした本体」だけとなっており、従来のゲームカードのように「ソフトの貸し借り」はできない。一方、ソフトを差し替えることなく、1枚のSDカードに複数のソフトを保存しておけるという点はダウンロードならではの利点だろう。任天堂としては、パッケージとデジタルにはそれぞれのメリットがあり、どちらを選択するかはユーザーの判断に任せるというスタンスのようだ。

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 ユニークな点として、ニンテンドーeショップだけでなく、小売店の店頭でもダウンロード版を購入できるようにする。その場合、店頭では16桁の「引き替え番号」が手に入り、それをニンテンドーeショップで入力することでソフトがダウンロードできる仕組みだ。

 小売店で販売するダウンロードゲームは、いったん任天堂から小売店に「卸売販売」され、さらに小売店は自由に値段を付けてそれをユーザーに販売する。課金決済のコストは小売店側の負担となるが、卸売価格と販売価格の差額はそのまま小売店の粗利となる。従来のような「流通中抜き型」のモデルはとらず、あくまで小売店との共存を目指す。任天堂としては露出機会を増やすことができ、小売店側も品切れによる機会損失や、過剰在庫による値崩れを防げるといったメリットがある。

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 資料によると、こうしたダウンロードとパッケージの併売については、今年末に投入予定の「Wii U」でもハード発売時から展開していくとのこと。また任天堂としては今後、デジタルビジネスを拡大していくとしつつも、「追加コンテンツ販売を意識するあまり、パッケージとして未完成と受け止められるような商品を任天堂としてご提案するつもりはない」、「構造的に射幸心を煽り、高額課金を誘発するガチャ課金型のビジネスは、仮に一時的に高い収益性が得られたとしても、お客様との関係が長続きするとは考えていないので、今後とも行うつもりはまったくない」といった点をあらためて強調している。

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