お台場にある「ガンダムフロント東京」にひと足早く潜入してみた。気分は、サイド7に強行偵察に赴いたデニム・スレンダー・ジーンらジオン軍の兵士たちのよう。ただし、すでにガンダムはガンダムフロント東京が入る「ダイバーシティ東京」のフェスティバル広場に立ち上がり、臨戦態勢だった。
臨海副都心エリアに4月19日オープン予定のダイバーシティ東京 プラザは、ガンダムフロント東京のほかに、日本初上陸のホノルルコーヒーやOld Navyなど154店舗が出店する商業施設。内覧会が行われた4月17日にはすでに準備万端で来客を迎える用意ができていた。プラザ内には「ラウンドワン」や「Zepp DiverCity(TOKYO)」も。フードコート「東京グルメスタジアム」では約700席が用意され、洋食の「たいめいけん」やラーメン店「六厘舎」の新業態「久臨」など13店舗が集結し、レストランフロアの16店舗と合わせて来場者のお腹を満たす。
デニム 「スレンダー、お前はここに残れ」
スレンダー 「はっ、曹長」
ジーン 「曹長、軍の施設は右上のブロックのようです。出勤時間のはずですが、車が1台行っただけです。人影はありません。いました、子供のようです」
「機動戦士ガンダム」第1話の冒頭シーンである。アムロでもなくシャアでもない、物語はナレーターを除くと彼らジオン軍の兵士たちの会話から始まったのだ。オープン前の偵察業務というシチュエーションから、彼ら3人のシーンを思い出さずにはいられなかった。ただし、内覧会だけあって、人影だらけ記者だらけ……。多くの報道陣が大手を振って潜入していた。ぐぬぬ……。
「ガンダムフロント東京」はエントランスゲートが隣接するガンプラ1000体以上を展示した「ガンプラTOKYOトーキョー」などを含む無料ゾーンと、直径16メートルの特設巨大ドーム「DOME・G(ドーム・ジー)」を含む有料ゾーンに分かれている。
「DOME・G」は、6台のプロジェクターと13台のスピーカーが設置されたドームで、高所クレーンからのガンダム立像実写映像や、天球全体に広がる過去のガンダムシリーズの名シーン、そしてディテールアップされたRX-93 νニューガンダムなど新作CGイメージが投影される。ウェイティングスペースでギレン様のありがたい注意事項(ノリはジオン軍へと演説そのもの)を聞いた後、ドームに入ると立ったまま約10分ほどの迫力ある宇宙世紀を振り返ることになる。
有料ゾーンのエクスペリエンス・フィールドに入ると、「RG1/1 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム Ver.GFT」の胸像や「1/1コア・ファイターVer.GFT」、フィールド内壁面への映像投影のためのプロジェクタータワーの役目も果たす宇宙要塞「ア・バオア・クー」の1/3000スケールがすぐに目に入る。ドーム壁面に沿って各ガンダム作品の主要登場キャラクターと写真撮影ができるキャラクターフォトスポットは人気が出そうだ。
エクスペリエンス・フィールドの奥には、過去の作品の画像やキーワードを検索できる「アーカイブカウンター」やアニメの設定資料やガンダム立像の詳細が分かる「ミュージアムスペース」が続いている。
無料ゾーンにはガンプラが1000体以上展示されている「ガンプラTOKYOトーキョー」や、ガンダムの世界観をモチーフにしたメンズファッションブランドの旗艦店「STRICT-G」を併設している。
ガンダムフロント東京の有料ゾーン入場料は、大人(一般・大学生・高校生)1000円、小人(中学生・小学生)800円、未就学児童は無料となっており、チケットは日時指定の予約制。
では、ちょっと外に出てみよう。前述したガンダム立像があるダイバーシティ東京の南側、フェスティバル広場には「GUNDAM Cafe ダイバーシティ東京 プラザ店」がオープンする。限定の「ガンプラ焼 シャアザク」(190円〜)や「ガンダムカフェラテ(ガンダム、ザク、アッガイ)」(各380円)など約10種のテイクアウトフードと約15種のドリンクのほか、限定キーチェーンやマグカップ、「人形焼連邦バージョン」(6月発売予定)など、約35種のオリジナルグッズも販売される予定だ。営業時間は午前10時〜午後9時。
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