iPad用アプリの「MagicReader(マジック・リーダー)」がすばらしい。なにがすばらしいって、手を使わずにページをめくれる点がすばらしい。手を使わずにどうやって? という人は以下の動画をどうぞ。
iPadの内カメラを使い、顔の動きを認識してページをめくる仕組み。もちろん指でめくることもできるが、手がふさがっている時は顔をクイッと横に向けるだけでページ送りが可能。楽器を弾きながら楽譜をめくりたい時や、食事中で両手がふさがっている時、何かを握っていて手が離せない時など、様々なシチュエーションで活躍してくれそうだ。なおカメラのない初代iPadでもアプリ自体は使えるが、ハンズフリー機能には残念ながら対応しない。
現時点ではpdfとzipファイルに対応。iPadをPCにつないで、iTunesのアプリ管理画面に書籍をドラッグすることで電子書籍を入れることが可能だ。今後はアップデートで顔認識精度向上、横画面対応などを行っていきたいとのこと。
そのほかの部分は他の電子書籍リーダーとそれほど変わらないのだが、「手を使わずにページをめくれる」という機能が活躍するシチュエーションは意外に多い。筆者はもっぱら、食事中の読書に使わせていただいているが、外食時などにも使えるように、ぜひiPhone版のリリースを検討してみてほしい。
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