板の上に並んだ色とりどりのゼリーたち。その1つに指で触れると、ホワワワワン、と透きとおった音が響く。
フランスの学生が作った「Noisy Jelly」は、ゼリーと指で演奏する、一風変わった楽器キットだ。キットにはゼリーの元になる寒天粉と、赤青黄緑の食紅、それにゼリーを固めるための型が10個入っており、遊ぶ場合はまず自分でゼリーを作る必要がある。
材料を混ぜて型に入れたら、10分待てばゼリーのできあがり。あとは型から抜いて、専用ボードの上に配置すれば準備完了だ。
ゼリーの下のボードは静電容量センサーになっていて、指でゼリーに触れると音が鳴る仕組み。タッチした場所や、ゼリーの色、形などによって様々に変化する音を楽しむことができる。積み木のように重ねてみたり、ぷるぷると振るわせたりして音の変化を味わっても楽しい。
現在公開されているのはプロトタイプとのことで、残念ながら一般販売はされていない模様。演奏後、使ったゼリーを食べられるかどうかは不明だ。
NOISY JELLY from Raphael Pluvinage on Vimeo.
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.