子供の頃、ハマっていたゲームを食事で中断させられたことはありませんか? 最強の敵に出会った時や、もう少しでクリアという時、運悪く晩ごはんの時間になってしまったというのは誰もが味わった苦い経験ではないでしょうか。大人になった今、もう泣く泣くゲーム機の電源を切る必要はありませんが、ご飯はちゃんと食べた方がいいですね。今回ご紹介する「Hot Pocket Dispenser」があれば、コントローラーを手離さずに食事をすることができます。
この「Hot Pocket Dispenser」は、プラスチックでできた筒状のガジェット。欧米でポピュラーな「ホットポケット」(お惣菜が入ったパイのような冷凍食品)をよりスマートに食すためのものです。まず、ホットポケットをレンジでチンする間に、ゲームコントローラーの上部にHot Pocket Dispenserを取り付けておきます。できあがったら、あとは筒の中にホットポケットを入れるだけ。コントローラーを握りしめたままホットポケットにかぶりつける、ハードなゲーマーにはたまらない環境の完成です。
ちなみにこのガジェットの開発者のベン・ヘック氏は、ゲーマー達をより「生産的」にするガジェットの発明で有名なんだとか。過去にはPS3やXbox 360が遊べるノートパソコンや、ギター演奏ゲームを片手でプレイするためのガジェットを開発したそうです。一見親しみやすそうで「薄毛のおじさん」といった風貌の彼ですが、発明家としてのセンスにも光るものがあるのかもしれません。
自由気ままな一人暮らしにはもってこいですが、残念ながらコンセプトで販売はしないようです。実際こんなものがあったら本当に自堕落になってしまいますから、コンセプトだけで十分かもしれません。
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