任天堂の岩田聡社長が自ら、様々なプロジェクトの経緯や背景をスタッフに訊く、任天堂公式サイトの人気コンテンツ「社長が訊く」。そんな「社長が訊く」について説明している「ニコニコ大百科」のページが凝りすぎだと話題になっています。
「ニコニコ大百科」は、Wikipediaのようにユーザーが情報を追加・編集することで作り上げていく百科事典。Wikipediaに比べて編集の自由度が高く、遊び心に溢れた解説も多いのが特徴ですが、「凝りすぎ」とは一体? 実際に「社長が訊く」で検索してみると、これは……!
岩田 ついに『社長が訊く』の記事ができました。
そこで今回は、ニコニコ大百科(※1)ユーザーである百科太郎さんに、
ニコニコ動画内における『社長が訊く』という存在についてお訊きしていきたいと思います。
百科さん、ご足労いただきありがとうございます。
百科 はい、よろしくお願いします。
※1 ニコニコ大百科=有限会社未来検索ブラジルが運営・管理するWeb百科事典。
――なんと、実際の「社長が訊く」と同じインタビュー形式で「社長が訊く」について説明。岩田社長がニコニコ大百科について訊くという形をとりつつ、流れの中で自然に「社長が訊く」とはどういうコンテンツなのかが分かるようになっています。ちょっとメタフィクションの趣もありますね。
思わず感心してしまったのが、リンクや注釈の入れ方はもちろんのこと、ときおり出てくる「はい(笑)」や「言い切りましたね(笑)」といった、岩田社長らしい言い方などもちゃんと再現されている点。「このインタビューはフィクションです」とありますが、筆者の脳内では完全に岩田社長の声で再生されていました。
百科 ぶっちゃけましたけど、大丈夫ですか。
岩田 はい(笑)。
百科 結局、岩田さんが語ってるじゃないですか。
岩田 これじゃまるで、百科さんが私(社長)に訊くですね。
一同 (笑)
こんな奔放なやりとりも、「社長が訊く」らしい言い回しのおかげで、まるで本当に岩田社長がしゃべっているように聞こえます。以下、記事に寄せられたコメントを抜粋して紹介します。
コメントにもありましたが、おそらく執筆者は本家の「社長が訊く」を相当研究したのでしょう。あくまでフィクションですが、この再現度は一見の価値あり。あくまでフィクションであることを踏まえてお楽しみください。
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