スクウェア・エニックスは12月15日、ビックカメラ有楽町店にて、同社が同日発売する「ファイナルファンタジー XIII-2」の発売カウントダウンイベントを開催した。
「ファイナルファンタジー XIII-2」(以下、FF XIII-2)は、スクウェア・エニックスが発売するRPGシリーズ「ファイナルファンタジー」(以下、FF)の最新作。PS3をプラットフォームとして初めてのナンバリングタイトルとして、去年の12月17日に発売した「ファイナルファンタジー XIII」(以下、FF XIII)の続編となる。
「FF XIII」は、複雑で作りこまれた世界観とストーリー、おなじみの「ATBバー」を採用した戦略性の高い戦闘システム、そして「クリスタリウム」を用いたカスタマイズ性の高い成長システムが好評を博した。最新作では、それらがすべてブラッシュアップされ、より細かく、深く遊べる仕様となっている。
本記事では、「FF XIII-2」制作スタッフをはじめとして、出演声優である岸尾だいすけさんや、テーマソングを歌ったふくい舞さん、AKB48の大島優子さんも登場した発売カウントダウンイベント様子をお届けする。
開店時刻の1時間前となる午前6時時点で、販売会場には長い列ができていた。さらに、道路沿いには特設レジが用意されており、本作に対する期待のほどが伺える。
まず、イベントのオープニングを飾ったのは、本作のテーマソング「約束の場所」を歌うふくい舞さん。「約束の場所」を即興ライブで披露してくれた。歌い終えると、イベントの司会進行役であるお笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんと、平井善之さんが登場した。
ふくいさんは「朝6時に歌うというのは、ちょっと初めての貴重な経験でした。ありがとうございました!」と、拍手に応える形で挨拶。さらに、今回「FF XIII-2」のテーマソングを担当しての感想などについて聞かれた際は「最初にお話を貰った時は、本当に驚きました。子供の頃から遊んでいるシリーズなので、テーマソングを歌えることを嬉しく思います」とコメントし、一時降壇となった。
続いて、ビッグタイトルの発売を記念するイベントではお馴染みとなった、スクウェア・エニックスの代表取締役社長である和田洋一氏。そして、イベントの舞台となっているビックカメラより。ビックカメラの代表取締役社長、宮嶋宏幸氏が登場した。
まず和田氏は、会場の来場者たちに挨拶をした後「FFは、毎回世界観も、システムも、全く新しいものに作り変える、という精神があります。ナンバリングタイトルの中には、今回のように続編が製作されたものがあり、そちらもまた大きく内容が変化しています。しかし今回は、世界観やシステムを“磨き込む”ように制作を行いました。どうか遊びこんで、楽しんでください」とアピールをした。
そして続く宮島氏は「このビックカメラ有楽町店、始まって以来のイベントを開催していただき、本当にありがとうございます。FF XIII-2は、BS11にてプロモーション番組も放送し、各所でゲームの素晴らしさをアピールして参りました。そのかいもあって、かなり大勢の方々からの予約をいただいております。前作に引き続き、日本一の販売を達成させたいと考えております。本日は本当にありがとうございました」と、自信に溢れたコメントを残してくれた。
両社長が降段した後は、カウントダウンを一緒に行うゲストを続々と紹介してゆく。
スクウェア・エニックスのプロデューサー・北瀬佳範氏と、同じくスクウェア・エニックス・ディレクターである鳥山求氏が登場。軽くゲームの解説をしたあと、「FF XIII-2」本編の主人公であるノエルの声を担当する、声優の岸尾だいすけさんを呼び込む。
シリーズ初出演となる岸尾さんは「これまでにもFFXの時とか、オーディションに出たことはありましたが、出演できたのはこれが初めてです。初出演が主人公ということで、本当に嬉しかったです」とコメントした。
そして最後に、公式テストプレイヤー「JUDGE13」の一員であるAKB48の大島優子さんが、「FF XIII-2」の世界観を踏襲し自らデザインしたオリジナル衣装を着て登場した。実はこのオリジナル衣装、公式ホームページにて開催していた企画内で、2つの候補の中から選ばれたもの。
着てみた感想を聞かれたところ、大島さんはまず「とにかく寒い寒い……」とおどけてみせた後「自分でデザインしたものをそのまま着れる、というのは嬉しかったですね。描いた服が、理想通りの形に出来上がったのもよかったです」とコメント。
テーマは「FFならではの、女の子の露出具合」で「露出と防御」とのこと。ちなみにこのコスチュームは、後にDLCとして購入できるので、気になった方はチェックしてみよう。
大島さんは「JUDGE13」としてCMに出演しており、そのCMも会場で流された。その際、スクウェア・エニックスの肩書きが入った名刺も渡されていたとのこと。最後には、発売日である12月13日午後から放送される新CM「気合編」も公開された。
これらのCMに関わった感想を、大島さんは「作っていたり、ゲームをしている中で、スクウェア・エニックスさんの“良いゲームを作ろう”という熱意が伝わってきました。この作品に関わることができて、本当に嬉しく思います」とコメントした。
CM話の終了とともに、ついにカウントダウンがスタート! 1分前からムービーが流れ始めた。同時に、これまで登場した出演者がたが全員壇上へと登場する。「13」秒前から声を合わせたカウントを始め、声をあわせて「0」まで言い切り、販売が開始された。途中、ちょっとだけカウントのコールがズレていたのはご愛嬌。
というわけで最後には、こういったイベントではお馴染みの、ひとりの購入者へ、大島さんより商品手渡しが行われた。最初の購入者さんは、1日前の昼から店に並んでいたとのこと。寒空の中、凄まじい忍耐力といえるだろう。コメントを求めたところ「こんな豪華なメンバーに囲まれてゲームを買うのは初めてです」と発言した。
イベント終了後は、そのまま販売レジがオープン。並んでいたお客さんが、次々とソフトを購入していった。本体も一緒に購入していたお客さんもいたようだ。
スタッフからお客さんまで、とにかく楽しそうに進行するイベントだった印象。もし、少しでも興味を持ったのなら、公式サイトもチェックしてほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.