PlayStaiton Vitaの体験コーナーでは、バンダイナムコゲームスの「テイルズ オブ イセンス R」もプレイすることができた。
本作は2007年にニンテンドーDS用ソフトとして発売された「テイルズ オブ イノセンス」をPS Vita向けに移植、グラフィックなどを再構築したもの。タイトルの「R」は「リマジネーション(再構築)」を意味しているという。
まず目に付くのはやはり、DS版に比べて格段に美しくなっているグラフィックだろう。単に解像度が上がっただけでなく、テクスチャやモデリングなどもちゃんとPS Vita向けに作り直されており、元がDS用ソフトだったとは思えないほど。会話画面で表示されるキャラクターのイラストなども、解像度が上がったことで見た目の印象がぐっと良くなった。
PS Vita版で追加される新キャラクターは、銀髪に眼帯、でもしゃべる時はなぜかカタコトという、ちょっとワイルド系の女の子「キュキュ」。見た目どおり、バトルではサマーソルトや回転斬りなどの格闘術をメインに戦う、接近戦型のキャラクターのようだ。
戦闘可能な人数は3人から4人に増えており、バトルシーンもぐっとにぎやかになった。プレイヤーが操作できるのは一人だが、画面下の顔アイコンをタッチすることで、操作していないキャラクターでも、好きな時に技や術を繰り出すことができる。メインキャラで敵を打ち上げて、残り3人で順番に追撃、といった戦い方も可能で、かなりコンボの研究のしがいがありそうなシステムと言えそうだ。
一部、テクスチャ解像度が低かったり、モデリングが甘かったりするところもあったりして、一昔前のPCゲームを高解像度設定で遊んでいるような印象もあるが、やはりクッキリ・広々な画面で遊ぶのは単純に気持ちいい。発売日については「2012年予定」となっているが、ステージイベントでは「お年玉がなくなる前には」との発言もあったとか。ひょっとすると意外に早く遊べるかもしれないので、シリーズのファンはお楽しみに。
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