「(ゲーム業界は)しぶとい業界です」――一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)会長和田洋一氏は東京ゲームショウ2011の開幕式でこれからのゲーム業界に希望をこめて挨拶した。
頭で考える前に心が躍るものであり、気がつけば夢中になって楽しんでいるものすべてがGAME体験との意味が込められていると、今年は「心が躍れば、それはGAMEです。」をテーマに、ゲームに心躍る4日間が始まった。
東京ゲームショウ2011は、CESAの主催で9月15日〜18日の期間、千葉県・幕張メッセで開催される。
9月14日までの出展社は、日本をはじめとする16の国と地域からなり、国内131、海外62の合計193の企業・団体と昨年並みの規模に。ただし、出展総小間数は昨年よりも縮小して1250小間となっている。出展タイトル数は715タイトルと昨年同様に。特にスマートフォン向けタイトルが大幅に増加しており、グリーが最大規模の小間を確保してブースをかまえることでも話題だ。
今年はニンテンドー3DSやPS Vitaの専用タイトルも多数出展。特にPS Vitaローンチタイトルを含め32タイトルがSCEブースに試遊可能。カプコンブースではニンテンドー3DS向け「モンスターハンター3(トライ)G」の出展にも注目が集まっている。
昨年開催された「東京ゲームショウ2010」の総来場者数は、一昨年の「東京ゲームショウ2009」の18万5030人から大きく伸ばし、4日間で過去最高の20万7647人に達した。特に一般公開日となる土日の2日間だけで16万人近くを集客している。今年は同等の19万人の動員を見込んでいる。人気タイトルに対しては今年も整理券の発行を予定している。
ゲーム業界は縮小傾向にあり世界からもそう見られていると和田氏。ただ、しぶとい業界でもある。ユーザーを見て、知恵を絞り、変化をいとわない努力を続けている。ユーザーに東京ゲームショウで業界がどこへ向かっているのか、そしてどう変化しているのかを見てほしいと呼びかけた。
名称:東京ゲームショウ2011(TOKYO GAME SHOW 2011)
主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催:日経BP社
後援:経済産業省
会期:2011年9月15日(木) ビジネスデイ 午前10時〜午後5時、9月16日(金) ビジネスデイ 午前10時〜午後5時、9月17日(土) 一般公開日 午前10時〜午後5時、9月18日(日) 一般公開日 午前10時〜午後5時
会場:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区) 展示ホール1〜8/国際会議場
来場数:19万人(予定)
出展社数:192社(8月31日現在)
出展小間数:1250小間(8月31日現在)
入場料:一般前売1000円/当日1200円、小学生以下入場無料
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