ライバルカーがいないのがちょっと寂しい

　もしも現実の道路で「マリオカート」が遊べたら――。

　そんな妄想をホントに映像化してしまったのがこちらの動画。CGで描かれたシアトルの街並みをバックに、マリオがのんびりとハイウェイをドライブしています。

　映像を見てなんとなく違和感に気付いた人もいるかもしれませんが、実はこれ、現在シアトル湾岸に建設中の「SR 99 - Alaskan Way Viaduct」という高架橋のシミュレーション映像に、マリオの画像を乗っけただけ。動画のコメントによると、「元の映像があまりにクールなのでついやってみた（意訳）」のだそうです。

　とは言え「誰も走っていない高架橋」というシチュエーションは、言われてみればレースゲームのコースにぴったり。映像のスピード感も絶妙で、やっつけで作ってみたというわりには、思いのほか「マリオカート」っぽく仕上がっていると感じました。動画を見た海外ユーザーからは、「で、ライバルカーはどこだい？」「『グランツーリスモ』のチームが『マリオカート』を作ったらこんな感じだろうね」といったコメントが寄せられています。

　ちなみにこちらが、動画の元になった高架橋のシミュレーション映像。この動画で映っているのは高架橋周辺だけですが、他の関連動画も見ると、かなり広範囲にわたってシアトルの街並みを再現してあることが分かります。このデータを使って、シアトル版「テストドライブ アンリミテッド」とか作ってくれたら面白そうだなあ……。

「なぜ作った」と言いたいところですが、元映像を見たら「こりゃ確かに作りたくなるかも」と納得