いずれ拡張現実(AR)の技術がもっと進歩すれば、こんなふうに建物の壁や窓に投影して遊べるゲームが出てくるかもしれません。
こちらの動画「8-bit invader」は、チェコのデザイナー・Pavel Novakさんが先日公開したもの。古い建物の壁面をキャンバスにして、マリオやパックマンといったレトロゲームのキャラクターたちが次々登場する、デジタルな8ビットアートを描いています。
8 bit Invader (maping) from Darkfejzr on Vimeo.
面白いのは、玄関上にあるポーチや長方形の窓など、建物の形がちゃんと映像に生かされているところ。マリオが窓を叩くとコインが飛び出し、ポーチの上では「スペースインベーダー」の自機が戦闘中。窓と窓の間では、パックマンとモンスターたちが追いかけっこをしていたりもします。なるほど、こういう拡張現実の使い方も面白いですね。
残念ながらこの「8-bit invader」は、建物の映像に後からCGを貼り付けただけの「AR風」動画ですが、こちらの「UVT mapping」という動画では、ちゃんとプロジェクターを使って、実際に同じ建物の壁に映像を投影しています。映像を見るかぎりでは、どうやらこの建物に入っているお店の5周年記念イベントとして企画されたものみたいですね。確かに、こんなイベントが近くで行われていたら、思わず足を止めて見入ってしまいそうです。
UVT mapping from Darkfejzr on Vimeo.
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