「E3 2011」ではじめてその姿を現した、任天堂の新ハード「Wii U」。最大の特徴は何と言っても、コントローラに付いた6.2インチの液晶スクリーンですが、カンファレンスや展示を見たかぎりでは、このスクリーンの解像度までは明らかになりませんでした。
テレビ側はすでにHD表示に対応することが発表されていますが、ではコントローラの方はどうなのか? いっそ誰か、手作業でドット数をひとつひとつ数えてくれたらいいのに……と思っていたら、海外ニュースサイト「Golgotron.com」がホントにやってくれたようです。
「Golgotron.com」の記事では、最初にWii Uのコントローラの解像度を960×540ではないかと推測。これはいわゆるQHDと言われる解像度で、縦横のドット数がフルHD(1920×1080)のちょうど半分ずつになるため、フルHDの映像をそのままでもキレイに縮小表示できる――というのがその理由です。さて、では実際に数えてみた結果は……?
考えただけで目が痛くなってきそうですが、気が遠くなるような作業を経て、Golgotron.comがはじき出した解像度は……ズバリ、約870ドット!
あ、あれ、なんかずいぶん中途半端な数字のような……。そもそも現在、ヨコが870ドットの液晶って生産されているんだっけ。Golgotron.comではこの結果について、次のように推測しています。
「確かにこの解像度は標準的ではありませんし、一般に生産されている解像度にも当てはまりません。しかし、854ドットならどうでしょうか? 854×480ドット(WVGA)ならば、現在標準的なワイドスクリーンの解像度であり、調査結果との誤差も2パーセントに留まります」
なるほど、確かに854×480ドット(WVGA)なら、Xperiaなどで採用されている、最近のスマートフォン界隈では比較的メジャーな解像度形式のひとつ。HDとは言えないものの、携帯端末の解像度としては十分なドット数と言えます。もちろん正確なデータは任天堂しか知り得ませんが、この推測はなかなか説得力があるような気がしますね(つまりどこかで数え間違ったのではないかと……)。
なお参考までに、iPhone4の解像度は「960×640ドット」、PlayStation Vitaの解像度は「960×544ドット」。もし「854×480ドット」という予想が当たっているとすれば、解像度ではPlayStation Vitaの方がやや上回っている、という結果になりますが、さて……?
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