糸井重里氏がゲームデザインを担当し、現・任天堂社長の岩田聡氏も深く開発に関わった、スーパーファミコンの名作「MOTHER2」。この「MOTHER2」を使って、彼女に驚きのプロポーズを仕掛けた男性の動画がYouTubeで話題になっています。
ソファに腰掛け、彼氏と仲良く「MOTHER2」で遊んでいる女性。ゲームもそろそろ終盤にさしかかり、主人公たちは7番目のパワースポット「ルミネホール」へとやってきます。
すると突然、洞窟の壁に生えたコケが光りだし、電光掲示板のようにあるメッセージを映し出しました。
I'm Ness...Wait, no I'm not.
I'm Matt, and I love you Liz.
(僕はネス……待って、いいや、違う。
僕はマット、愛してるよ、エリザベス)
Our years together have made for an amazing journey so far, and I want to continue on that road and spend my life with you.
(僕らが一緒に過ごした日々はまるですばらしい旅のようだった。僕は君と一緒に、この道をずっと歩き続けていきたいんだ)
Will you marry me, Liz?
(エリザベス、僕と結婚してくれるかい?)
彼女の答えは……もちろんOK。彼氏に抱きつき、涙を流しながら「信じられない! もちろんよ!」と答えます。そして画面にはしっかり「SHE SAID YES!!」の文字が。騒ぎを聞きつけてやってきたワンちゃんも大喜びです。
おそらく元のゲームデータを改造して、表示されるメッセージに手を加えたのでしょうが、「MOTHER2」の、しかもルミネホールを使うというアイデアが秀逸。もともとココは、壁一面に生えたヒカリゴケが前を通りかかる人の心を電光掲示板のように映し出す――という設定の場所だったんですよね。
本来表示されるのは主人公・ネスの心の中だったはずですが、そこに自分のメッセージを埋め込んでしまうとは……。「MOTHER2」を遊んだことがある人なら、思わずニヤリとしてしまうステキな演出でした。データを改造したことについては別問題として、マットさん、エリザベスさん、二人とも末永くお幸せに!
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