2011年春発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用アクションゲーム「El Shaddai - エルシャダイ - ASCENSION OF THE METATRON」(以下、エルシャダイ)が、なぜか「ニコニコ動画」で大ブーム中となっています。
2010年9月27日時点で、「エンタ・音楽・スポ」カテゴリのデイリーランキングTOP5のうち「エルシャダイ」関連動画はなんと4タイトル! ブームのきっかけとなった「E3 2010」でのトレーラー動画も今や65万再生を超える勢いで、こちらも「アニメ・ゲーム」カテゴリのデイリーランキング1位に輝いています。一体どういうことなの……。
投稿されている動画の多くは、上記「E3 2010」の公式トレーラーを加工し、他の音楽や映像と合体させたいわゆる「音MAD」と呼ばれるもの。アントニオ猪木の入場テーマと組み合わせた「イーノックボンバイエ」や、「はじめてのチュウ」に合わせてルシフェルが歌う「はじめてのチュウなんだが大丈夫か?」など、「大丈夫だ、問題ない(※)」タグだけでもすでに200以上の動画が作られています。たった一本のトレーラー映像が、まさかここまでの一大ブームを巻き起こすことになろうとは、さすがに発売元であるイグニッション・エンターテイメント・リミテッドも想像していなかったのではないでしょうか。
せっかくなので、イグニッション・エンターテイメント・リミテッドに今回のブームをどのように見ているのか尋ねてみました。
「『エルシャダイ』は私たち、イグニッションエンターテイメントにとって初めてのオリジナル内制タイトルですが、発売前から多くの方に話題にしていただいて、イーノックやルシフェルにも愛着を感じていただき、またいろんなところで盛り上がっていただいていることを非常に嬉しく思っています。東京ゲームショウに初出展した際にも“これからに期待したい”、“絶対買います”など暖かい言葉をたくさんいただきましたが、みなさんの応援を励みに、このままユーザーに愛される作品に育てていきたいと思います」(イグニッション・エンターテイメント・リミテッド PR&マーケティングチーム)
どうやらイグニッション側としても今回の盛り上がりは予想外だったようですが、「ニコニコ動画」で多くの動画が作られていることについてはかなり好意的にとらえてくれているみたいですね。またユーザーへのメッセージとして、次のようなコメントもいただくことができました。
「今後も公式サイトなどを通じて積極的に新しい情報を発信していく予定です。開発チームともども、まったく新しいゲームとして自信を持って鋭意制作中ですので、ぜひ楽しみにしていてください」(イグニッション・エンターテイメント・リミテッド PR&マーケティングチーム)
「続編タイトルばかり」と言われる昨今のゲーム業界において、どんな形であれ「エルシャダイ」のような新規タイトルが注目を集めるのはすばらしいこと。先日開催された「東京ゲームショウ2010」でも、日本ゲーム大賞のフューチャー部門に輝いた「エルシャダイ」ですが、果たしてこの人気がどこまで続くのか、今後の情報に注目していきたいところです。
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