豆粒大の金属球をポケットサイズのゲーム盤の上で転がして遊ぶ、トミーの「ポケットメイト」シリーズ。小さいながらも非常に多くのギミックとバリエーションがあり、当時の子どもたちの間で一大ブームを巻き起こした大ヒット商品です。
そんな「ポケットメイト」が、なんとiPhone/iPod touch用アプリとしてタカラトミーおよび村田ソフトウェアサービスより復刻されていたのをご存じでしょうか? 第一弾「野球ゲーム」、第二弾「メイロゲーム」はすでに配信中で、去る8月25日にはさらに、第三弾「フィールドアスレチックス」が新たに配信されています。
ゲーム内容はいずれも、当時発売されていた「ポケットメイト」シリーズを忠実に再現。iPhone本体を傾けたり、画面上のレバーやスイッチをタッチで操作したりしながら、ギミック満載のゲームを楽しむことが可能となっています。実写と3Dをうまく組み合わせたグラフィックもすばらしく、手のひらでぐりぐりといじっていると、だんだん子供の頃にタイムスリップしたような甘酸っぱい気分になってきます。ああ、あの頃はよかったなぁ……。
個人的オススメはやっぱり、ユーザーからの配信リクエストが非常に多かったという「フィールドアスレチックス」。本体を傾けてボールをゴールへと導くだけのシンプルなゲームなのですが、立体スロープや一本橋、丸太渡り、トンネル、回転床などなど、小さなゲーム盤の中にこれでもかといろんなギミックが詰め込まれていて、当時は見るだけで胸が高鳴ったのをはっきりと憶えています。
iPhoneへの移植もバッチリで、ちょっと傾けただけなのにものすごい勢いで転がっていくボールの挙動や、簡単そうなのになかなか上れない「階段」のイライラっぷりなど、当時の手触りを非常にうまく再現してくれています。オマケの練習モードもよくできていて、まさに至れり尽くせりの内容。練習モードを駆使しつつ、久々にゴールまでたどり着けた時には、懐かしさと感動で思わず「うおー!」と叫んでしまいました。うーん、今遊んでもやっぱり面白いなぁ。
価格は1本あたり230円(税込)ですが、現在(2010年8月27日現在)は期間限定で115円(税込)のセール価格にて配信中とのこと。当時遊んだことがある人もそうでない人も、この機会にぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか。個人的に、次はぜひ「スペースアスレチック」ゲームの復刻をお願いしたいところです!
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