海外の映像制作チーム「One More Production」による「PIXCELS」という映像作品が面白かったので紹介します。
ゴミ捨て場に置かれた壊れたブラウン管テレビ。そこから飛び出した無数のドット(ピクセル)の塊が、インベーダーやパックマン、ドンキーコングといった懐かしのドット絵キャラに形を変えながら、ニューヨークの街を襲来するという内容です。
面白いのが、ドット絵キャラたちの侵略方法。インベーダーの弾に当たってしまった車は、たちまちドットの塊になってバラバラに。空から振ってきたブロック(テトリミノ)がビルの隙間を埋めると、たちまちビルはフロアごと消滅……といった具合に、それぞれユニークな攻撃方法で現実世界をぶっ壊していきます。ほかにもエンパイアステートビルにドンキーコングがよじ登っていたり、「アルカノイド」の自機(バウス)がブルックリン橋を破壊していたりと、思わずニヤリとさせられる小ネタが満載。最後は巨大な爆弾が爆発し、地球そのものが1個のドットになってしまうというオチになっています。
約2分半のショートムービーですが、映像、音楽、アイデア、すべての要素が高いレベルで結びついている秀作。ゲーム好きな人はぜひご覧下さい。下記はYouTubeに転載されたもの、オリジナルは「One More Production」のサイト内にて公開されています。
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